カーリースという名前はよく耳にするようになったけど、実際のところどういうサービスなのかわからない!という方へ、松江市でカーリース事業を15年以上続けている日進自動車株式会社が答えます!
メリット・デメリットを包み隠さず、初心者の方にもわかりやすく解説します。
カーローンとカーリース、どちらにしようか悩んでいる方の参考になれば幸いです!
カーリースとは?をわかりやすく説明
カーリースは、車のサブスクリプションサービスです。
最近、サブスクという言葉をよく聞くようになったと思います。有名なところで言えば、NetflixやHuluなどの動画配信サービスです。これは月々定額の料金を支払えば、動画を見放題というサービスです。以前であれば、一本一本の動画を数百円でレンタルという形で借りていたものが、月額数百円で見放題になったという画期的なサービスですよね。
カーリースも基本的にはこれと同じです。
まず、カーローンの場合、車を購入したあと、車検や自動車税などの税金、オイル交換などのメンテナンス費用が別途かかります。これが意外と忘れたころにやってくるので家計に大打撃を与えてしまうこともあります。
カーローンで新車を購入した場合、最初の車検は3年目、以降は2年ごとに車検を受けなければなりません。これはローンには組み込まれていないので、車検のたびに車検代を支払わなければなりません。自動車税は毎年5月31日までに納めなくてはなりません。
また、定期的なオイル交換、ワイパーの交換、スタッドレスタイヤの購入などの出費も出てくると思います。
つまり、カーローンで車を購入する場合、これらの支出を計算した上で買わなければならないということです。しかし、意外とこのことを計算している人は少なく、車検の時期になると「うわー、来月車検じゃん!」とギリギリになって焦ってしまう人も少なくありません。
あなたも車検や自動車税のことを忘れていて、急な出費に苦しめられたことはありませんか?
一方、カーリースの場合、月々の支払いは定額です(軽自動車なら大体、月々1万円〜リース可能)。そして、このリース料金の中には車検や自動車税、オイル交換やワイパー交換などの基本的なメンテナンス、スタッドレスタイヤ(4本)などが組み込まれています。
月々1万円で新車に乗り放題な上に、車検や税金、メンテナンス費用のことを考えなくていい!というのがカーリースの特徴です。つまり、あなたはガソリンを入れて車に乗るだけでいい!というのがカーリースになります。
カーリースは賃貸住宅、カーローンは住宅ローン
カーリースの仕組みを理解するためによく例えられるのが、カーリースを賃貸住宅、カーローンを住宅ローンに置き換えることです。
つまり「家を借りる」ことと「家を買う」という感覚で考えるイメージです。
例えば、あなたがアパートやマンションなどを借りている場合、家賃を大家さんに毎月支払っていると思います。アパートやマンションを借りている場合は、土地や建物代、固定資産税、修繕費などは大家さんが管理しているものなので、借主が心配する必要はないですよね。
一方、家やマンションを買う場合は、土地や建物代はもちろん、固定資産税などの管理も自分で行わなければなりません。家が古くなれば、修繕費にもお金がかかってくると思います。
これをカーリースに置き換えるとわかりやすいと思います。
カーリースの場合は、大家さんがリース会社になりますので、車検や税金の管理は大家さんの仕事です。あなたは家賃(リース料金)を毎月大家さんに支払っていれば、自分の家のように住むことができます。
このことから、カーリースの場合の所有者はリース会社になるということです。
所有者が自分じゃないと聞くと「え?自分の車じゃないみたい…」と思われるかもしれませんが、実は、ローンで車を購入した場合、所有者はローン会社になります。
カーリースが普及する前までは、多くの方がカーローンで車を購入されていたと思いますが、ローンで買ってもローンの返済が終わるまでは、所有者はローン会社になりますので、そこはあまりこだわらなくてもいいと思います。
賃貸マンションに住んでいても「自分の家」という認識でいるように、カーリースをしても「自分の車」と思って乗っていただけます。
アパートやマンションを借りたことがある人ならわかってもらえると思います^^
カーリースとレンタカーはどう違うの?
ここまでで、カーリースの魅力がちょっとだけ伝わったと思いますが、車に詳しくない人からしたら「カーリースとレンタカーは何が違うの?」という疑問が生まれるかもしれません。しかし、カーリースとレンタカーは全く異なるサービスです。
レンタカーは車を借りたい時に(短時間)レンタカー会社から車を借りるのに対して、カーリースは自分の車のように乗ることが可能(24時間365日)です。
また、レンタカーの場合はレンタカー会社があらかじめ用意した車にしか乗れませんが、カーリースはお客様が好きな車を選ぶことができます。(ほとんどの場合、国産の全メーカーから選べます)
カーリース | レンタカー | |
利用時間/期間 | 365日24時間 契約期間中いつでも利用可能 | 決まった時間 (大体6時間程度が一般的) |
料金体系 | 月々定額 | 利用時間分を支払い |
ナンバープレート | 通常ナンバー | 「わ」ナンバー |
車検 | リース料金に含まれる | レンタル料金に含まれる |
各種税金 | リース料金に含まれる | レンタル料金に含まれる |
乗り方 | 自分の車のように乗れる | あくまで借り物 |
カーリースもレンタカーも「車を借りて使う」わけですが、カーリースは自分の車のように乗って頂いて結構です。
カーリースのメリットとデメリット
どんなサービスにもメリットとデメリットが存在します。ここからは、カーリースのいいところだけでなく、デメリットも包み隠さず解説していこうと思います!
カーリースのメリット
頭金不要!初期費用を抑えられる
カーリースの大きなメリットの一つが頭金が不要なところです。新車をローンで購入する場合は、登録諸費用や頭金、税金、手数料などが思ったよりもかさんでしまい、最初に払う金額が多くなってしまったなんて経験をしたことがある方もいるはずです。
カーリースであれば、そうした初期費用も不要なので、例えば月々1万円でリースができる車なら、初月から1万円を支払うだけです。新車に乗るために最初に用意するのが1万円だけなら、誰でも気軽に新車に乗れますよね。
車検、税金、メンテナンス費用が全てコミコミ
カーリースなら、将来にかかる維持費等を考える必要がありません。新車をローンで買った場合、毎年の税金や、3年後の車検、5年後の車検の費用のことも計算しながら家計のやりくりをしなければなりませんが、カーリースならすべてコミコミ!
車に詳しくない人や、興味がそんなにない人ほど、車検や税金のことを忘れがちです。
カーリースなら月々1万円を払い続けるだけで、車検のタイミングにはリース会社から連絡が入りますので、車屋さんに車を持っていくだけ。車検費用もかからないので安心です。
オイル交換などの基本的なメンテナンス費用もコミコミ
車の知識がない人ほど、車のメンテナンスを怠りがちです。
特に、オイル交換をするのを忘れてしまい、せっかく買った車の寿命を早めてしまう人は少なくありません。今の車は壊れにくいので、ちゃんとメンテナンスをすれば10年でも20年でも乗ることができます。しかし、それはメンテナンスをしっかりしている場合です。
カーリースなら、オイル交換やワイパー交換などの基本的なメンテナンス、スタッドレスタイヤ(4本)などもコミコミになっているので安心です。オイル交換の時期がくれば、リース会社から連絡がありますので、うっかり忘れてしまうこともありません。
家計のやりくりが楽になる
カーリースはリース期間中、毎月定額払いなので、お金の計算が楽ちんになります。
携帯料金を払う感覚で新車に乗れるので、家計のやりくりが楽になります。家計のやりくりが楽になるということは、その分貯金もしやすくなります。
カーリースのデメリット
契約満了時に精算が必要な場合がある
カーリースは、リース終了時に車両売却価格を予測して、その金額を残価設定にして、月々のリース料金を安くしています。この残価設定は、契約満了時に残価を車両で精算します。
しかし、車両のキズや汚れなどで車両売却価格が残価に達しない場合、不足分を支払う必要があります。
わかりやすく説明すると、賃貸マンションに7年住んだとして、そのマンションの壁に穴が空いていた場合、当然、その修繕費を払わなければならないと思います。その感覚と同じで、リース車に想定以上のキズや凹みなどがあった場合は、その分は精算しなければなりません。
走行距離が制限される場合がある
カーリースは、契約時にリース期間中の走行距離の目安を設定します。例えば、月々の走行距離1000kmといったような感じです。
その決めた走行距離を超過してしまうと、リース満期時に精算が必要となることがあります。子供の送り迎えや買い物程度なら何も問題なく乗れますが、毎月遠出するような乗り方をしてしまうと、走行距離を超過してしまうことがあります。
なので、毎月の走行距離を計算しながら乗らなければなりません。
過度なカスタマイズ、改造はしにくい
リース車は自分の車のように乗れるといっても、カスタマイズや改造はしにくいです。車体の価値を下げてしまう、車高を極端に下げたり、塗装をするなどはできません。ただし、一般的なカスタマイズであれば楽しんでいただけます。
デメリットを理解してカーリースを利用するべし!
上記の通り、カーリースにもメリットとデメリットがあります。「デメリットがあるならやめておこう…」と思われる方もいるかもしれませんが、カーローンにもメリットとデメリットがあります。
というよりも、世の中のサービス全てにメリットとデメリットがあると思います。
なので、何かサービスを利用する際は、メリット、デメリットをきちんと理解して「自分には合っているか、合っていないか」を見極めて利用するのが吉です。
カーリースには「向いている人」と「向いていない人」がいるということです。あなた自身がカーリースに向いているなら利用した方がいいですし、向いていないなら利用しない方がいいということです。
では、カーリースに向いている人はどんな人なのかを解説します。
カーリースに向いている人はこんな人
- 貯金がないけど新車に乗りたい人
- 月々の支払額を小さくしたい人
- 書類などの手続きが苦手な人
- ディーラーとのやりとりが苦手な人
- 車の知識はないし、興味もないけど足は必要な人
- 月々の走行距離が短い人
- 車の用途が子供の送り迎えや買い物の人
- 車のメンテナンスが苦手な人
- オイル交換など時期が来たら教えて欲しい人
- 学生・新社会人・年金生活の方
カーリースに向いていない人はこんな人
- ローンを組まずに一括で車を買える人
- 廃車になるまで車にずっと乗りたい人
- 車を自分好みにカスタマイズ、改造したい人
- 車のメンテナンスが好きな人
- 走行距離が多い人(月に2000km以上走る人)
いかがでしょうか?あなたはカーリースに向いているか向いていないか、少しずつわかってきたのではないでしょうか?
カーリース利用者は右肩上がり
上記で説明した通り、カーリースには向き不向きがあります。車が好きで仕方がなく、絶対に自分のものにしたい人や、改造やカスタムしたい人は決してカーリースはおすすめとは言えません。
しかし、統計的に見ると年々カーリースの利用者は増えている傾向にあります。
これは、「車は買うもの」という常識が少しずつ崩れてきているということです。
特に、女性、主婦の方、年金生活の高齢者、まだお金の少ない新社会人などがカーリースを選択している傾向が強いです。また、時代の流れから高級車に乗りたいという欲求が段々と少なくなってきているとも聞きます。
いい車に乗るというのも一種のステータスですが、車に対する価値観も多様化してきたということだと思います。
もし、あなたがこの記事を読んで「カーリースも選択肢に入れてみてもいいかも」とお思いなら、松江市東朝日町にある日進自動車にご相談ください。私たちは、お客様の生活スタイルに合わせたご提案をさせていただきます。