天神川のこぶはくちょうの家族

 ■スタッフブログ No.1 岩原社長編

 弊社本店のすぐ先に、中海に注ぐ大橋川と宍道湖とをつなぐ小さな河川「天神川」が流れています。ここを夕方散歩するのが日課となって早数年。なんと昨年から初夏の時期になると、つがいのこぶはくちょうが飛来して天神川の岸辺に巣を作るようになったのです。くちばしが黄色く、くちばしの付け根に黒いこぶがあることから「こぶはくちょう」と名がついていますが、一般的にイメージする白鳥です。付近にはプラスチックごみもたくさん落ちていて、とても巣作りに適した環境とは思えないのですが、岸辺に生えた葦を器用に刈り取ってうず高く積み、巣を作っていました。

2022年5月7日 天神川に飛来したつがいのこぶはくちょう
2022年5月23日 卵5つを温める母鳥

 今年もこぶはくちょうのつがいが天神川にやってきて数日後の5月23日のある日、巣を見ると5つの卵を温めるこぶはくちょうの姿がありました。毎日会っているせいか、間近で写真を撮らせてくれるのです。白鳥の夫婦が今年も親になるのかと、まるで孫を見るような気分でヒナの孵化を楽しみに毎日写真を撮り溜めるようになりました。しかし5つあった卵が1つ減り、2つ減り、3つ減り、、6月10日には最後に残った1つが見当たらなくなってしまいました😢。周りには蛇やヌートリア、カラスなどたくさんの天敵が卵を狙っているため、親鳥の格闘も虚しく卵が奪われてしまったのでしょうか。昨年は巣に4つの卵を生み、うち2つはいつの間にか無くなってしまいましたが、それでも10月には茶色い羽をした親鳥より一回り小さい子白鳥2羽が、親白鳥とともに天神川に戻ってきてくれたのです。なので今年ももしかすると秋になったら茶色い毛をした子白鳥が親白鳥とともに姿を見せてくれるのでは、、と小さく期待しているところです。

2021年10月2日 天神川に再度現れたこぶはくちょうの親子
2021年11月 天神川を泳ぐつがいのこぶはくちょう

 真っ白で優雅なこぶはくちょうも自然の中で逞しく生き延び、次の世代に子孫を残さなければなりません。哀しくもありますが、生きるもの全てが直面する厳しい生存競争が垣間見えた出来事でした。来年もこぶはくちょうのつがいが天神川に飛来し、次こそヒナが無事に孵るところが見たい、また自分や会社も元気でこぶはくちょうの家族を迎えたいと願っています。

日進自動車 代表 岩原 隆

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