本店に飾られた「感謝」の書

■岩原社長ブログNo.2

 弊社本店1階に縦1m、横2mほどもある大きな額に「感激」と大きく書かれた詩を飾っています。これは弊社が現在の事務所を新設した約25年前に、お客様をお迎えするにあたって見ていただけるような物を飾りたいと思い、高名な書家の先生から書を習う知人にお願いして、その先生に書いていただいたものです。その先生というのは、島根県の書道界で知らない人はいない、野津正樹先生。文字数も多くバランスを取るのが難しいため、納得のいく作品ができるまで何度も書き直しをしていただいたそうで、依頼から完成まで半年ほど掛かった大作です。

 詩の内容は私がこの商売を始めて、お客様に対して常に抱いている感謝の気持ちを表したもので、原文は人間教育や企業経営指導を長年研究しておられる清水英雄さんの著「ありがとう」の中から、私が最も好きな詩の一部を抜粋したものです。その詩がこちら。

「感謝してもしきれない」

うちのようなお店がいっぱいあるのに

お客様は

うちのお店を選んでくれた

電車にのって

わざわざ 来て下さった

頭をいくつさげてもまにあわない

腰をいくら低くしてもおっつかない

ありがたいことだ

もったいないことだ

こうしたお客様が

ますます わたしのお店を

大きくしてくれる

感謝してもしきれない

ありがとうございます

お客様

毎日の朝礼で読み、年季が入った本

出典:清水英雄著「ありがとう」より「感謝してもしきれない」

 

 この詩を読むと、「お客様あってこそ」という商いの基礎が思い起こされ、うちの店を選んでくださったお客様への感謝と、仕事をさせていただけることへの謙虚な気持ちに立ち返ることができます。野津先生が精魂を込めて書いてくださった書は大変評判で、飾ってから25年経った今でも、お客様から「素晴らしい書ですね」「仕事を頑張ろうという気持ちになりますね」といったお言葉をいただきます。

 ぜひ本店にお越しの際は、この書も見ていただけると大変嬉しいです。

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